postlude

ノイズと音楽の狭間

絵本を抱えて 部屋のすみへ/江國 香織

絵本を抱えて部屋のすみへ (新潮文庫)

江國さんの好きな絵本の紹介本。なんかこの作家さんは昔から大好き。文字に温度がなく淡々としているところがなぜか人間っぽい感覚がする。この本に関しても、なにかメッセージを伝えようとしているのではなく、ただこの絵本がたまらなく好きなんです。というのが伝わってくる文章。甥が東京から帰って来ていたので、この本に載っている「テディ・ベアのおいしゃさん」を買ってあげたら、彼はあまり嬉しくなかったよう。3才ではまだ「デカレンジャー」の剣の方がいいみたい。